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心筋梗塞発症の年齢層が急速に広がっています。高齢者層に多く見られた病気が、喫煙やストレス、睡眠不足などの蔓延によって20〜30歳代の間にも拡大しているのです。 心筋梗塞とは先に述べた危険因子が動脈硬化を引き起こし、心臓の冠状動脈をつまらせ、ひいては心筋を壊死させる疾患です。冠状動脈がつまる以前、血管が細くなって血の流れが悪くなる症状を狭心症といい、心筋梗塞と合わせて虚血性心疾患と呼んでいます。体を動かしたときに胸の圧迫感を感じたり、動悸や息切れがするようになると要注意です。心筋梗塞にまで進展すると、死に至ることも珍しくありません。 |
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私が専門に手がけているのは、虚血性心疾患の検査と治療で、その手段として心臓カテーテルを駆使しています。検査は直径2.0mmほどのカテーテル(管)を手首やヒジなどの血管から心臓の冠動脈まで挿入して行い、異常を確認したときには即治療へ移行できます。バルーンカテーテルという、こちらも大きさ3.0mmほどの風船を膨らませて細くなった血管を広げたり、血栓を取り除くのです。 この検査・治療法のメリットは数多くあります。まず、開胸手術を行う必要がないので身体への負担が大きく軽減され、安全性も飛躍的に向上しています。時間も短ければ30分ほどで済み、その後の副作用や長期にわたるリハビリテーションも必要ありません。患者さんの「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を高める意味で、理想的な検査・治療法といえるでしょう。 |
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心臓カテーテルを使いはじめて15年になりますが、機器の日進月歩の発達により、検査・治療もずいぶんやりやすくなりました。とはいえ、直径わずか2.0mmの細い管を操作するわけですから慎重になりすぎることはありません。一回、一回の検査・治療に、いい意味での緊張感を抱きながら臨んでいます。 また、この検査・治療には人工呼吸器や人工心肺なども重要な役割を果たすため、看護師はもとより生理検査技師や臨床工学技師のスペシャルなサポートが不可欠です。幸い京都九条病院には経験豊かなスタッフが揃っているので、患者さんに大きな安心をお届けすることができます。もちろん、私も心強いかぎりです。 |
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