 |
 |
 |
 |
麻酔科医について、皆さんはどのようなイメージをお持ちですか?もしや注射をして患者さんを眠らせるだけの存在とお思いでは?私たちの仕事は決してそれだけには終わりません。救急時にはいち早く現場に駆けつけ、手術に入る前、患者さんの全身状態(出血や血圧の変動等)を見極めながら適切な術前処置を施します。そして、その後も息を抜くことなく患者さんの呼吸や脈拍、血圧などを細やかに管理するとともに、医師や看護師たちが手術や集中治療を安全かつスムーズにまっとうするためのサポートをしていきます。 言うなれば、麻酔科医はあらゆる現場の動きをトータルにコントロールする“ディレクター”の重責を担っているのです。 |
 |
 |
 |
 |
 |
ところがいま、日本では麻酔科医不足が深刻な社会問題となっています。手術数が増加し、麻酔科医へのニーズが高まり続けているにもかかわらず、日本麻酔科学会の厳しい選考基準をクリアした麻酔科専門医の数は全国でわずか5,340人(平成16年現在)、手術施設を備えた病院9,000ヶ所のうち麻酔科専門医がいるのは800ヶ所しかありません。 このような厳しい状況のなかでも、京都九条病院には麻酔科専門医よりもさらに難しい資格である麻酔指導医2人が勤務し、いつ何時でも質の高い麻酔科医療をご提供できる体制を整えています。これは全国でも稀な体制といえます。 |
 |
 |
 |
 |
 |
| 麻酔は患者さん一人ひとりの症状や体調、年齢や性別、そして手術や治療の内容にあわせて“オーダーメイド”で行います。その一方、すべての患者さんに対して共通して心がけているのは、手術が楽にうけられ、術後も早くに回復できるような高度な麻酔医療のご提供です。「えっ?、もう終わったの?」。患者さんに微笑ながらそうおっしゃっていただくことが、私たちのいちばんの目標であり、やりがいなのです。これからも研鑽を積み、専門性をいっそう高め、より安心で確実な麻酔医療を実現していきたいと考えています。 |
 |
| |
 |