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外科 医局長・外科部長 吉岡 裕司
これからの目標
できるかぎり、時間の許すかぎり、患者さまと直接お会いして、お話しを重ねていきたいと思っています。
対話を重ねながらベストの治療法を模索。
年間200例。これは私たちが1年間に手がけている胃ガン大腸ガンをはじめとする手術の数です。中堅病院である京都九条病院の規模からみると多い数字といえるでしょう。しかし1年の間に私たちが出会う患者さんは、もっとたくさんいらっしゃいます。手術を受けられない患者さんには抗ガン剤などを使用する内科治療をお勧めしたり、痛みをやわらげるためのケアを提供しています。
私たちは外科医ですが手術がすべてとは考えていません。患者さんの病状を見極めたうえで、患者さんとそのご家族の方とお話しを重ねながら患者さんにとって最も高い効果が見こめ、最もリスクの小さな治療法を導き出すようにしているのです。
心の不安をやわらげる「正しい情報」。
私たちはまた、患者さんにできるだけ病状をお知らせするよう心がけています。人が病気を怖く感じるのは病気そのものが恐ろしいためではなく、病気についての「正しい情報」がなく、何もわからないためだと思うのです。たとえば乗っていた電車が突然止まったとき、何のアナウンスもなければとても不安になりますよね。しかし「事故発生のため急停車し、15分後に復旧します」といった「正しい情報」が提供されれば、状況が把握でき、不安はやわらぐものです。いちがいに比較はできませんが、病気についても同じと私たちは考えています。病状や治療スケジュールといった「正しい情報」をご提供し、患者さんとご家族の方の心に無用な不安を感じさせないことが医者としてのベストのやさしさではないかと思います。
治療を支えるのはお互いの強い信頼関係。
そのためにも、私たちは患者さんとご家族の方とのコミュニケーションを何よりも大切にしています。治療は医者ひとりで行うものではなく、いわば“コラボレーション(共同作業)”であり、そこには信頼関係が不可欠ですからね。大病院ではそういったコミュニケーションが物理的に難しい部分がありますが、京都九条病院ではそんなことはありません。ですから患者さんがお望みのときにはできるかぎり、時間の許すかぎり、直接お会いして、お話しをしたいと思っています。
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