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わたくしどもの病院では、前回もご紹介いたしましたように救急医療に力を注いでおります。今年も2人の医師が日本救急医学会認定医に認定され16人の常勤医師のうち5人が救急認定医となりました。今後ますます地域の救急医療のお手伝いができると考えております。
一方、このような急性期医療とともに、ご高齢の患者さまや長期療養を必要とされる患者さまのために、われわれの病院では50床の療養型病棟を同じ病院内に持っております。また、介護保険を利用して通所リハビリテーションを行っていただくためのデイケアーセンターも病院の隣に持っています。
そしてそれらを利用される患者さまの主治医、あるいは毎日の診察は院長である私が担当させていただいております。また、介護支援センターを持っておりますので介護保険をお受けになりたい多くの皆様の「主治医の意見書」も、患者さま・ご家族を交えゆっくり時間をとってお話を伺い、診察をさせていただいて書かせていただいています。
私は脳神経外科が専門で現在も現役脳神経外科医として外来、検査、手術などをしていますが優秀な若い脳神経外科医にその多くの部門を盗られてしまっています。したがって、地域医療に欠かせない急性期医療と全く対極にある療養型医療や介護医療にも十分に時間を使えるわけです。
ところで、平成14年1月30日、厚生労働省の付属機関である国立社会保障・人口問題研究所は「2050年には日本人の36%が高齢者になる」と公表しました.2050年はこれから36年後です。これは今後の高齢者医療が国費にますます大きな負担を課するという問題を投げかけている事は言うまでもありません。
さて、今朝も療養型病棟の回診をしていました。この病棟では常に入院患者さまがカセットテープで音楽を聴いておられます。そしてそのすべてが美空ひばりや石原裕次郎などのいわゆる演歌です。この病棟でもデイケアーでもお昼からはみなさんで大きな声で歌を歌っています。その時には童謡や小学唱歌が多いようです。最近注目されてきた音楽療法の一環になると思っています。それならば2050年の療養型病棟やデイケアーでは、カセットテープに変わりCDやDVDやそれに変わる更に新しい器機を使い、モーニング娘やX-Japanの歌が流れているのかなーと、ふと思って一人でニンマリしてしまいました。 |
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