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山本院長のこぼればなし、あれこれ。
私は院長の山木垂水と申します。このコーナーは、医療に関することだけに留まらず、私のやっていること考えていることを、ふだん着でお伝えします。
第13話 (平成19年7月19日掲載)
平成19年6月16日(土)、第21回日本神経救急学会学術集会 (http://jne21.umin.jp/)の当番世話人をさせていただきました。当日は大変盛会で活発な討論がなされ、非常に実りの多い学会でした。学会のお世話は京都九条病院の職員がすべて担当してくれ、それらの病院職員にとっても意義深いイベントでありました。
下記にその学会のプログラムの「ご挨拶」の部分に記したものをここに掲載いたします。本学会のことや、私が神経疾患の救急にどのような思いを持っているかをご理解いただければ幸いです。


すでに20年の伝統ある日本神経救急学会の第21回学術集談会の当番世話人を主催させていただくことになりました。大変光栄に存じますとともに、これまでとは違ってはじめての民間病院がお世話させていただくことにいささかの不安を覚えているところであります。
さて、救急医学は、現在、医学界の中でも、最も国民の注目をあつめている分野のひとつであります。そして、その扱う疾患の緊急性、多様性から極めて重要な位置づけをされております。その中でも神経系に関する救急疾患はその診断、治療、予後においていろいろな問題を含んでおります。本学会はこのような神経系全般にわたる救急疾患を、脳神経外科、神経内科、精神科、小児科、整形外科、救急医学、リハビリテーション医学など様々な分野の専門医師が各専門分野の壁を越えて議論し、その日からの診療に直接結びつく情報を提供していただける大変ユニークな学会であります。
今回は日本全国から62題という非常に多くのご演題の応募をいただきました。しかも、そのすべてのご演題が極めて内容のあるものでそのすべてを採用させていただきました。わたくしの今回のテーマは本会の原点の趣旨に基づいて「隣の芝生は青いのか?」としました。神経疾患に携わる医師たちが自分のすぐ隣にある分野の疾患をもっと覗いてお互いに最新の知識を研鑽できれば、まさに本会の存在する意義は大きいと考えます。そういう意図からいたしますと、本会は一つの会場でいろんな分野の医師がお互いの直ぐ「お隣の芝生を覗けあえる環境にしたかったのですが、やむなく2会場にせざるを得ませんでした。時間に制限がありますが、会場にお越しの先生方にはご自分の専門分野の「お隣の芝生」のご演題も是非お聴きいただきたいと切望いたします。
ランチョンセミナーは「精神科救急の現状と問題点」というテーマで、この分野で日夜救急の現場で診療しておられる京都第二赤十字病院・心療内科(精神科)部長、多賀千明先生にご口演をお願いしております。これも「隣の芝生」をのぞいていただく企画です。
救命救急センターが救急医療のメッカとして整備され、その機能を十分に果たしている昨今ではありますが、われわれのような民間の二次救急病院もその地域医療には決して欠かせない存在であるという自負を持って日々努力いたしております。今回の学術集会はそのような視点から、われわれのようなレベルの病院でいかに神経救急に貢献できるかを見極めることができれば幸いと考えております。会期が1日という短いものですので多くの企画をすることが困難ですがランチョンセミナーなどの時間を有効に使って有意義な実り多い学術集談会にしたいと考えております。
6月半ばの京都は梅雨に入っていると思われますが、京都を取り囲む山々や、いたるところにある社寺の緑が最もはえる季節でもあります。また、鱧や鮎、京野菜などの京都独特の食べ物もおいしい時期です。会の前後でしっとりとした京都をご満喫いただければ幸いです。
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